メニュー表の役割

立地× 業態× 席数総合的な検討が重要です

メニュー構成とは、店舗のコンセプトに合わせて複数のメニュー情報を、一つのまとまりにしたものです。集めたメニュー情報を「どのように編集するべきか」がポイントです。

Point 1

居酒屋のフードメニュー数は何品くらいあれば良いか?

総合居酒屋 50席前後の場合 70品前後です。

居酒屋のフードメニュー数は何品くらいあれば良いか?

業態や席数により、品数の目安は大きく変わりますので、ベンチマークしているお店や、近隣競合店の品数を参考にするのが良いです。

・食事メニューは約1割です。 ※ 家族連れ、運転者の多い、地方のお店の場合は、食事メニューの割合を2割以上にすると良いでしょう。

Point 2

海鮮居酒屋では魚介メニューは何割あれば良いか?

繁華街立地では5割以上にして業態を明確に!

繁華街の海鮮居酒屋 食材別メニュー数(全99品)

繁華街立地では5割以上にして業態を明確に!

郊外の海鮮居酒屋 食材別メニュー数(全105品)

郊外の海鮮居酒屋 食材別メニュー数(全105品)

郊外立地では3割ほどにしてバランスをとる!

繁華街立地では、競合店に埋もれないよう海鮮イメージを際立たせて『選ばれるお店』に、郊外立地では、魚介が苦手な方でも利用できる使い勝手の良さで『選ばれるお店』にすることが重要です。

Point 3

居酒屋のドリンクメニュー数は何品くらいあれば良いか?

居酒屋 50席前後の場合 60品ほどです。

・その内、ノンアルコールは約1割です。

居酒屋のドリンクメニュー数は何品くらいあれば良いか?

フードのメニュー数と同様に、業種・業態やお店の規模によりメニュー数は大幅に異なりますが、目安として下記をご参照ください。ドリンクの品揃えのポイントはお料理の味とイメージに相応しいお酒、利用客層の趣向に合わせたお酒を揃えることが重要な前提条件です。

知っていますか?お店によって違う、価格設定のポイント

「価格設定にコツはあるのか?」「平均予算(客単価)は何を根拠に設定するのか?」など価格設定についても疑問やお悩みは多いと思います。価格設定=プライシングには、マーケティング分野を中心に様々な研究が行われているように、一定の基準があります。何となく何円と決めるのではなく、いくつかの要点を参考にするとより適格な価格設定ができるはずです。

メニュー価格の設定方法

値付けのポイント :3つのCを総合して検討する。

Customer(顧客) 価格面で気にしているのは何か?
内的参照価格(記憶にある価格情報):
お客様の頭にある予算感を考慮して売価設定
Company(自社) 目標の利益を獲得するには?
全体のコスト構造から算出した原価率目標 :
原価を基準に売価設定
Competitor(競合) 競合と比べた時の価値評価は?
自社と競合の冷静な比較 :
近隣店舗との優劣比較による売価設定
単純に原価だけを基準に決めるのではなく総合して検討すると、価格設定の精度が上がります。